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秋といえば「芸術」。アートという言葉が妙に女心をくすぐるこの季節。「絵画」に「彫刻」、「クラシック音楽」…。秋は知的な面をアピールすることで、出会いの成功率アップが期待できる季節だ。
◆歴史好きはロマンチストが多い
「芸術の秋」とはよくいったものです。普段はおよそ絵画や彫刻、クラシック音楽といった、芸術には全くもって興味のない女のコでも、なぜか、この秋という季節、不思議と「アート」という言葉に女心はくすぐられてしまうものなんですね。
先日、某国営テレビ局の番組をボーっと見ていると、国立新美術館で開催されている「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」の紹介をしていた。フェルメールという画家について、その技法など詳しく説明している。フェルメールか。これは使えるかもしれない。
「無料☆直メ掲示板」を利用してメル友になったアイちゃん、20歳、学生に、さっそくメール。アイちゃんは文学部で西洋史学を専攻しているんだけど、経験上、歴史が好きな女のコはロマンチストが多い。だから「アート」という言葉に釣られる確率も高いのだ。ちなみに歴史が好きな女のコは、ファッションとかオシャレには少々うとく、一見、野暮ったく見えるけど、実は磨けば光る原石ちゃんも多かったりする。
「絵はちょっと興味あるかも」というアイちゃん。陽光描写に優れたフェルメール得意の「ポワンティエ」という技法、たしか、実際には光を反射しないような物にも白などの明るい色のドットを加えることで光の存在を表現する、みたいなこと番組でいってたっけ。
「『牛乳を注ぐ女』って絵はね、離れて見ると気がつかないけど、近くで見るとすっごく小さな白い点が所々に入ってるんだよ…」と、番組の受け売り情報を。「おもしろ〜い」。アイちゃんも段々と興味がわいてきたみたい。さらに「カベの部分はエックス線で撮影したところ地図らしきものが最初は描かれていた」とか、これまた番組から仕入れたウンチクを披露。
「すご〜い。絵、くわしいんだね〜」。絵に対する興味と共にオレに対する興味も増してきたみたい。知的な面をアピールしたのが大成功。すんなり土曜日の美術館デートが決定だ。
フェルメールの絵で、すっかり知的興味を満足させたアイちゃん。その夜、自分が「牛乳を注ぐ女」になって、痴的興味まで満足させたどうかは、ご想像にお任せしましょう(笑)。
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