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| ■【競馬】第15回チューリップ賞 GV 阪神競馬場 芝1600b |
阪神競馬場では桜花賞トライアル「第15回チューリップ賞」(GV、芝1600b)が行なわれる。阪神マイルといえば桜花賞の他にもGT阪神ジュベナイルFも開催される舞台。チューリップ賞も過去5年で阪神JF出走馬が5連対。着順ではなく人気上位馬が好走する傾向にある。
◆人気は素質の証!阪神JF上位人気馬が狙い
GT桜花賞のトライアルレースとなるGVチューリップ賞。格はGVだが、本番と同じ阪神・芝1600b戦。昨年の@A着馬ウオッカとダイワスカーレットがGT桜花賞でも後続を引き離してのマッチレースを演じており、格上のGUフィリーズレビュー(阪神・芝1400b)以上に本番へ直結する一戦だ。
阪神・芝1600bといえばGT桜花賞の他に、2歳女王決定戦GT阪神ジュベナイルFも行なわれる舞台。過去5年のGVチューリップ賞連対馬10頭のうちGT阪神ジュベナイルF出走馬が半数の5頭を占めている。その5頭のGT阪神ジュベナイルFでの着順を見ると03年@着オースミハルカ=F着、04年@着スイープトウショウ=D着、同年A着アズマサンダース=E着、06年A着シェルズレイ=H着、07年@着ウオッカ=@着。ウオッカ以外はいずれも馬券対象を外しており、着順は結果に直接は結び付かない。注目したいのは人気である。オースハルカ=B人気、スイープトウショウ=@人気、アズマサンダース=D人気、シェルズレイ=M人気、ウオッカ=C人気。シェルズレイを除く4頭はD人気以内に支持されていた。
人気というのはある意味、実力のバロメーター。人気になるにはそれだけの理由がある。2歳牝馬最高峰の一戦GT阪神ジュベナイルFで上位人気に支持されるということは、2歳牝馬トップクラスの評価がなされたということである。GT阪神ジュベナイルFは多頭数で出走馬の中には初距離、初コースという例も往々にあり、人気馬が実力どおりの走りを見せられないケースも多い。2歳戦においては、着順はもとより、人気も馬の能力を測る上で重要なファクターといえる。
過去5年のGVチューリップ賞連対馬のうちマイルに距離経験がなかったのは03年A着スティルインラブ、05年@着エイシンテンダーの2頭のみ。この2頭はともに2戦2勝の負け知らず。距離経験のない馬はまだ底を見せていないタイプ以外は狙えない。
連対馬の前走を見ると03年@着オースミハルカ=GT阪神ジュベナイルFB人気F着、同年A着スティルインラブ=OP紅梅S(京都・芝1400b)A人気@着、04年@着スイープトウショウ=OP紅梅S@人気@着、同年A着アズマサンダース=GT阪神ジュベナイルFD人気E着、05年@着エイシンテンダー=OP菜の花S(中山・芝1200b)C人気@着、同年A着アドマイヤメガミ=OPエルフィンS(京都・芝1600b)C人気C着、06年@着アドマイヤキッス=未勝利(札幌・芝1800b)@人気@着、同年A着シェルズレイOPエルフィンSA人気C着、07年@着ウオッカ=OPエルフィンS@人気@着、同年A着ダイワスカーレット=GVシンザン記念(京都・芝1600b)@人気A着。
06年こそ未勝利勝ちから臨んだアドマイヤキッスが優勝したが、それ以外はいずれもOP以上からの臨戦。着順を見てもGT阪神ジュベナイルF以外ならC着以内に好走している。また前走の人気を見ても条件を問わずいずれもD人気以内に支持されている。前走の条件、着順、人気についてもしっかりチェックしておきたい。
◆注目馬
今年の出走予定馬のうちGT阪神ジュベナイルFでD人気以内に支持された馬はオディール(@人気C着)とトールポピー(B人気@着)。@人気馬と優勝馬がそろったここは2頭で堅そうだ。
オディールはGT阪神ジュベナイルFの前哨戦GVファンタジーS(京都・芝1400b)を快勝。@人気で迎えた本番はC着に敗れてしまったが、3角から自ら動き早め先頭の横綱相撲をしてのもの。道中12番手、17番手のトールポピーとレーヴダムールが連れてゴール前強襲する速い流れ。掲示板5頭中オディール以外の4頭が道中10番手以下であったことを考えれば、まさに負けて強しのレース内容。前哨戦勝ちで受けて立つ競馬となってしまったが、もうワンテンポ、仕掛けのタイミングを遅らせていれば、結果も大きく変わっていたはずである。
母キュンティアは97年のGT阪神3歳牝馬S(現・阪神ジュベナイルF)のA着馬で、祖母ワンライフはキングマンボの母としても知られる名牝ミエスクの半妹。牝系の質は極めて高く、血統レベルもGT級だ。
抽選をくぐり抜けて出走にこぎつけたGT阪神ジュベナイルFを制し2歳女王の座に輝いたトールポピー。そのGT阪神ジュベナイルFは流れが向いたのも確かだが、直線外から一完歩ごとに差を詰め追い込んできた末脚は2歳牝馬離れした力強さ。前走はマイルのGTで流れも速くなり後方の位置取りになったが末一手というタイプではなく、好位、中団からでも競馬はできる。
今回は3カ月ぶりとなるが、未勝利勝ちが3カ月半ぶりの休み明け。使い減りするタイプなだけに、久々はむしろ歓迎か。オディールといういい目標もおりレースもしやすいはず。直線で抜け出したオディールにトールポピーが一完歩ごとに迫る。昨年のウオッカ、ダイワスカーレット同様の攻防が今年も繰り広げられそうだ。
他ではヤマカツオーキッド。OPコスモス賞(札幌・芝1800b)勝ち以降は大きい着に敗れているが、前走のOPエルフィンS(京都・芝1600b)ではD着掲示板。徐々に控える競馬が板に付いてきた。GT阪神ジュベナイルFは速いペースに巻き込まれK着に大敗しているが、札幌で勝ち星を挙げているように、本質的には軽い京都よりも阪神に向くタイプ。母ヤマカツスズランはGT阪神3歳牝馬S、GVマーメイドS(阪神・芝2000b)と阪神で重賞2勝を挙げたコース巧者。阪神へのコース替わりでさらに前進も期待できるだろう。 |
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