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今年の2歳がファーストクロップとなる新種牡馬の中で最も注目を集めるのがキングカメハメハ。04年にGTNHKマイルC→GT日本ダービーの変則2冠を達成。同じキングマンボ産駒のエルコンドルパサーも国内でGTNHKマイルC、ダービーと同じ東京・芝2400bのGTジャパンCを勝っている。父キングマンボはミスタープロスペクター系では異色と呼べる存在だが、エルコンドルパサーは菊花賞馬ソングオブウインドを出し、父以上にミスタープロスペクター系のイメージを逸脱している。キングカメハメハもステイヤータイプに大物が出る可能性は高そうだ。
現役時は8戦7勝。同期のハーツクライを子ども扱いにしており、もし無事であったなら、ディープインパクトの天下もなかったかもしれない怪物級の1頭。キングマンボの後継種牡馬としての期待も高く、2006年産の配合相手は質・量ともに最高レベル。初年度からいきなりGTウイナーが誕生してもおかしくないラインナップだ。自身、ヘイルトゥリーズンの血を有しておらず、サンデーサイレンス牝馬との相性にも期待が持てそうだ。
◆牡馬
アドマイヤサンデーの2006。母アドマイヤサンデーはGU阪神牝馬SA着馬で現役時も活躍したが、繁殖としてはさらに優秀で、重賞3勝馬フサイチホウオー(父ジャングルポケット)、昨年の2歳女王トールポピーと2世代続けて重賞ウイナーを送り出している。同じキングマンボ産駒のエルコンドルパサーとの間にもGVチューリップ賞A着馬アドマイヤメガミがおり、キングカメハメハとの相性も良さそうだ。
タバサトウショウの2006は宝塚記念、エリザベス女王杯、秋華賞とGT3勝を挙げたスイープトウショウ(父エンドスウィープ)の半弟。祖母サマンサトウショウはGVエプソムCなど8勝を挙げた活躍馬で、3代母マーブルトウショウは桜花賞B着馬。牝系はトウショウ牧場を代表する名門だ。
シルクプリマドンナの2006。母は2000年のオークス馬。ダービー馬が父、オークス馬が母となれば、3歳6月の府中の大舞台が視野に入ってくる配合だ。
ロゼカラーの2006は言わずと知れたバラ一族の出身。母はGUウイナーでGT秋華賞でもB着。母の半弟には重賞5勝を挙げたロサード、重賞3勝のヴィータローザがいる。本馬の半姉はGTA着3回のローズバド(父サンデーサイレンス)、半兄には重賞3勝のローゼンクロイツ(父サンデーサイレンス)、GU京都新聞杯A着のローズプレステージ(父ダンスインザダーク)と、活躍馬がズラリ。本馬には重賞での活躍はもちろん、一族悲願のGT制覇も期待される。
ローザロバータの2006は一昨年のGUスプリングSの勝ち馬フライングアップル(父ラーイ)の半弟。母は米GVハニービーS、米GVピムリコディスタフHなど8勝。本馬はセレクトセール2006に上場され1億6400万円で落札されている。
オイスターチケットの2006。母の繁殖成績はすばらしく、中央5勝のダブルティンパニー(父サンデーサイレンス)、GUローズS、GVチューリップ賞でA着したシェルズレイ(父クロフネ)、500万下・福寿草特別を勝ちクラシック候補の1頭に数えられているブラックシェル(父クロフネ)と、ここまで競走年齢に至った産駒はいずれも高い水準の走りを見せている。
アンデスレディーの2006。こちらも母の繁殖成績は優秀で本馬の上にはダービーA着馬で重賞3勝を挙げているインティライミ(父スペシャルウィーク)、重賞2勝のサンバレンティン(父スペシャルウィーク)、GV福島記念勝ちのオーバーザウォール(父ドクターデヴィアス)、中央6勝を挙げたフォルクローレ(父ダンスンザダーク)らがいる。
バブルウイングスの2006は04年の2歳女王ショウナンパントル(父サンデーサイレンス)の半弟。祖母バブルプロスペクターは天皇賞馬バブルガムフェローの半姉で母の半弟には菊花賞馬ザッツザプレンティ、GV小倉大賞典A着のウインシュナイト、半妹にオークストライアルGU4歳牝馬特別(現・フローラS)勝ちのマニックサンデーがいる。
エリモシックの2006。母はGTエリザベス女王杯優勝馬でGT秋華賞でもA着。繁殖としては中央3勝を挙げたサイレンスゴールド(父サンデーサイレンス)がそこそこ活躍した程度だが、一族にはエリモダンディーやエリモハリアーなどがおり、その血の中には起爆剤が秘められている。
他にもアイポッパー(父サッカーボーイ)の半弟サンデーアイの2006、マルカシェンク(父サンデーサイレンス)の半弟シェンクの2006、アイルラヴァゲイン(父エルコンドルパサー)の半弟トキオリアリティーの2006、メイショウドトウ(父ビッグストーン)の半弟プリンセスリーマの2006、ペニーホイッスル(父サンデーサイレンス)の半弟ラークホイッスルの2006など、まさに目移りするラインナップだ。
◆注目馬
牝馬では何といってもトゥザヴィクトリーの2006。本馬は牝馬ながらセレクトセール2006にて国内セール史上最高額となる6億円で落札されたスーパーセレブホース。母はGTエリザベス女王杯に勝ち、ダート世界最高峰の一つUAEGTドバイワールドCでA着した女傑。キングカメハメハ産駒のみならず、今年の2歳牝馬で最も注目が集まる1頭。もはやGT制覇は義務か?
フェアリードールの2006はトゥザヴィクトリー(父サンデーサイレンス)の半妹。前記トゥザヴィクトリーの2006は本馬のめいに当たる。母の繁殖成績はすばらしく、本馬の上には他にも芝・ダートで重賞を制したサイレントディール(父サンデーサイレンス)、交流GVクイーン賞勝ちのビーポジティブ(父サンデーサイレンス)がいる。ダートにも強い牝系だが、キングカメハメハとの配合なら当然、クラシック路線での活躍が期待されるところだ。
ブラダマンテの2006は3冠牝馬スティルインラブ(父サンデーサイレンス)の半妹。GVラジオたんぱ賞勝ちのビッグバイアモン(父バイアモン)も本馬の半兄で、他に一族にはGUセントライト記念でB着したピサノパテックがいる。
リヴァーガールの2006はGT3勝を挙げたテイエムオーシャン(父ダンシングブレーヴ)の半妹。祖母は桜花賞馬エルプスで牝系のスピード能力は高い。
ゴールデンサッシュの2006はステイゴールド(父サンデーサイレンス)、レクレドール(父サンデーサイレンス)の半妹。POGでは定番といえる母はサッカーボーイの全妹に当たる血統馬。一族からは重賞7勝を挙げたバランスオブゲーム、ジャパンC、皐月賞、菊花賞でA着したドリームパスポートら、活躍馬が多数出ている。
シルバーレーンの2006はGT2勝を挙げたブラックホーク(父ヌレイエフ)、GTNHKマイルC勝ちのピンクカメオ(父フレンチデピュティ)の半妹。父、兄、姉はいずれも府中マイルのGTウイナー。桜花賞はもちろん、NHKマイルC姉妹制覇の期待も懸かる。
他にもアズマサンダース(父サンデーサイレンス)の半妹オースミシャインの2006、ボールドブライアン(父ブライアンズタイム)の半妹シジェームサンの2006、セイコーアカデミー(父サンデーサイレンス)の半妹スコールイの2006、ハットトリック(父サンデーサイレンス)の半妹トリッキーコードの2006、メガスターダム(父ニホンピロウイナー)の半妹フミノスキーの2006、オースミハルカ(父フサイチコンコルド)の半妹ホッコーオウカの2006、スズカドリーム(父サンデーサイレンス)の半妹ワキアオブスズカの2006、ブルーコンコルド(父フサイチコンコルド)の半妹エビスファミリーの2006、活躍馬を母に持つピースオブワールドの2006、ブロードアピールの2006、ノースフライトの2006などなど、期待の良血がそろっている。 |
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