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◆繁殖の質と産駒の成績が比例する傾向
初年度産駒からGV東京スポーツ杯2歳S→GVラジオNIKKEI杯2歳S→GV共同通信杯と重賞3連勝を飾ったフサイチホウオー、無傷の3連勝でGVアーリントンCを制したトーセンキャプテン、GU京都新聞杯勝ちのタスカータソルテと3頭の重賞ウイナーを輩出。昨年12月のGT阪神ジュベナイルFではフサイチホウオーの全妹トールポピーがGT阪神ジュベナイルFを制覇。2世代目から早くもGTウイナーを送り出し、トニービンの後継種牡馬として期待どおりの活躍を見せているジャングルポケット。
現3歳はトールポピーの他にルルパンブルーもGVフェアリーSを制しており、ここまで重賞を制した産駒は5頭。うちフサイチホウオー・トールポピー兄妹とトーセンキャプテンの母父はサンデーサイレンス。ルルパンブルーの母父はサンデーサイレンス直仔フジキセキで、重賞ウイナーのうち、母父ノーザンテーストのタスカータソルテ以外はサンデーサイレンス系との配合馬である。今後ますます母父として影響力を強めてくることが予想されるサンデーサイレンスとの相性の良さは種牡馬として大きな強みといえる。また、フサイチホウオー、トールポピーの母アドマイヤサンデーはGU京都牝馬SA着馬。トーセンキャプテンは祖母が伊オークス馬で母サンデーピクニックはフランスデビューの逆輸入馬で仏GVクレオパトル賞勝ちに日本でもGV中山牝馬SでB着。ルルパンブルーは3代母がGT馬のニッポーテイオー、タレンティドガールの半姉という血統馬。タスカータソルテはGV府中牝馬SA着馬ジェミードレスの半弟。繁殖の質と産駒の成績が比例する傾向にある。
◆牡馬
牡馬ではまずブリリアントベリーの2006。本馬は昨年の天皇賞(秋)でB着したカンパニー(父ミラクルアドマイヤ)、GUアルゼンチン共和国杯勝ちのレニングラード(父トニービン)、GU京都金杯A着馬ニューベリー(父フジキセキ)の半弟に当たる。1月の花見小路特別を勝ったリアルコンコルド(父フサイチコンコルド)も本馬の半兄で、母ブリリアントベリーはとにかくハズレを出さない名繁殖。トニービン産駒のレニングラード、トニービン直仔ミラクルアドマイヤ産駒のカンパニーの活躍から、ジャングルポケットとの相性も悪かろうはずはない。確実に走ってきそうな1頭だ。
アドマイヤベリーの2006は祖母がブリリアントベリーで、母は前記カンパニーらのきょうだいに当たる。現役時は中央7戦未勝利に終わった母だが、ブリリアントベリーの少ない牝駒で繁殖としての期待は高い。
ロッチラヴウインクの2006。GU2勝を挙げたオースミロッチの半妹に当たる母はデビュー2戦目のGVチューリップ賞でA着しGT桜花賞でC着と非凡な素質を見せた。名門スターロッチ系で繁殖としても期待された母はここまで4頭の産駒がデビューしたが、まだ大物を出すには至っていない。繁殖の質と産駒成績が比例するジャングルポケットとの配合なら重賞級の期待も高まる。
コッコレの2006。本馬は昨年のGV京成杯A着馬で今年1月のGV中山金杯でB着したメイショウレガーロ(父マンハッタンカフェ)の半弟に当たる。マンハッタンカフェ産駒の兄が8月の札幌でデビューしており、早熟性も期待できる。
レースの2006。本馬の祖母キーフライヤーはダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードの母ダンシングキイの半妹に当たる。母の産駒には重賞ウイナーこそまだいないが、中央6勝を挙げたアドマイヤリッチ(父サンデーサイレンス)、中央5勝のアドマイヤレース(父サンデーサイレンス)、同じく中央5勝のレースウィング(父バブルガムフェロー)がおり、繁殖としてのポテンシャルは高い。
レディコスマーの2006。本馬の祖母ロイヤルコスマーはGT桜花賞A着馬で、母の半妹にはオークストライアルGU4歳牝馬特別(現・フローラS)、GV京都牝馬SでB着したフサイチユーキャンがいる。母は繁殖としてのアベレージは高くないが、中央4勝、GVラジオたんぱ賞でC着したシャドウビンテージ(父コマンダーインチーフ)を出している。ヘイローの母コスマー、ノーザンダンサーの祖母アルマームードにさかのぼる名牝系の出身でボトムラインは実に強固。
コンクラーベの2006。母は中央4勝、GV小倉記念でもD着に好走した活躍馬。本馬の半姉にはGT阪神ジュベナイルFでB着したコンコルディア(父フジキセキ)がおり、母は繁殖としても優秀だ。
◆牝馬
牝馬ではセシルカットの2006。本馬の祖母はオークス馬ダイナカールで母はエアグルーヴの半姉に当たる。母も現役時に中央5勝を挙げ、繁殖としても中央4勝のピアチェボーレ(父オペラハウス)、同じく3勝のジェシカ(父トニービン)らを出している。上質な牝系で母父はサンデーサイレンス。走るジャングルポケット産駒の条件に合う1頭だ。
スターアミュレットの2006。サッカーボーイの全妹に当たる祖母ゴールデンサッシュはステイゴールド、レクレドールらを出した名繁殖。ドリームパスポートの母グレースランドもゴールデンサッシュの産駒で、本馬の母も繁殖としての期待は高い。
マニッシュスタイルの2006。本馬の母はGUセントライト記念B着馬ピサノパテックの半姉で、祖母ブレッシングは3冠牝馬スティルインラブの半姉に当たる。こちらも母系の質は高い。
メイショウヤエガキの2006は名門スターロッチ系の出身。母はGVフラワーカップA着馬で、祖母コニーストンはGUデイリー杯3歳S(現・2歳S)、GV函館3歳S(現・2歳S)のA着馬。本馬の半兄にはGV富士S勝ちのメイショウラムセス(父ラムタラ)がおり、名門の中でもさらに一本筋が通っている系統だ。
スズダニエルの2006はベストインショーにさかのぼる、こちらも名牝系の出身。一族にはベストダンシング・ベストアルバム母仔にトーホウシデンなど活躍馬が多く出ている。 |
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