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| ■【競馬】第49回AJCC GU 中山競馬場 芝2200b |
今週の中山のメーンは「第49回アメリカジョッキークラブカップ」(GU、芝2200b)。舞台は非根幹距離の芝2200b。非根幹距離は非根幹距離巧者を狙うのがセオリー。特にAJCCは当該距離の芝2200bと同じ非根幹距離の芝1800bの重賞でB着以内に好走歴のある馬の好走が目立っている。
◆非根幹距離実績馬が狙い
芝2000bと芝2400bの中間、非根幹距離で行なわれるGUアメリカJCC。芝2200bはあまりポピュラーな距離ではなく、重賞競走も他にGT宝塚記念(阪神)、GUセントライト記念(中山)、GU京都記念(京都)、GU京都新聞杯(京都)を数えるのみである。非根幹距離は非根幹距離実績馬を狙うのがセオリーだが、レース数の少ない2200b戦は当該距離とともに、同じ非根幹距離である1800bに良績のある馬が狙いとなる。
過去5年の連対馬を見ると03年@着マグナーテン=GU毎日王冠(東京・芝1800b)@着、04年@着ダンツジャッジ=GV京阪杯(京都・芝1800b)A着、05年A着エアシェイディ=GV京阪杯(京都・芝1800b)B着、06年@着シルクフェイマス=GU京都記念(京都・芝2200b)@着・GT宝塚記念(阪神・芝2200b)A着、同年A着フサイチアウステル=GUセントライト記念(中山・芝2200b)A着と、半数の5頭が非根幹距離の芝1800b、芝2200bで重賞B着以内の実績を残していた。
非根幹距離の重賞B着以内がなかった5頭のダートを含むマイル以上の根幹距離と非根幹距離の成績を見てみると、03年A着グラスエイコウオーは根幹距離=1・2・1・6(上から@着・A着・B着・C着以下)、非根幹距離=1・2・1・3。04年A着ウインジェネラーレは根幹距離=1・0・0・3に対し非根幹距離=3・1・0・1。05年@着クラフトワークは根幹距離=4・1・1・4、非根幹距離=1・2・2・0。07年@着マツリダゴッホは根幹距離=1・1・0・1、非根幹距離=3・0・0・2。同年A着インテレットは根幹距離=0・2・0・1、非根幹距離=2・0・0・2。明確に根幹距離よりも非根幹距離の方が向くとは言いきれないが、いずれも非根幹距離に実績のある馬ばかりである。
次に前走着順を見てみると、03年@着マグナーテン=GTジャパンカップ(中山・芝2200b)C着、同年A着グラスエイコウオー=GV中山金杯(中山・芝2000b)D着、04年@着ダンツジャッジ=GV中山金杯B着、同年A着ウインジェネラーレ=準OP冬至S(中山・芝2500b)@着、05年@着クラフトワーク=GV中山金杯@着、同年A着エアシェイディ=GV京阪杯B着、06年@着シルクフェイマス=GV京都金杯(京都・芝1600b)G着、同年A着フサイチアウステル=GT菊花賞(京都・芝3000b)D着、07年@着マツリダゴッホ=準OPクリスマスC(中山・芝1800b)@着、同年A着インテレット=GT菊花賞E着。GT以外からの臨戦で掲示板を外していたのは06年のシルクフェイマスのみ。GTからの参戦組もCDE着と2頭が掲示板に載っており、いずれもひとケタ着順からの臨戦である。準OPからの出走馬は当然、勝って臨むのが絶対条件だ。
◆注目馬
今年の出走予定馬のうち、過去5年の連対馬の半数を占めている芝1800b、芝2200bの非根幹距離重賞B着以内の実績と前走条件をクリアしているのが、エアシェイディ、シルクネクサス、そしてドリームパスポート。中でも注目したいのがドリームパスポートだ。
GT有馬記念(中山・芝2500b)の鞍上を巡るオーナーサイドとの意見の食い違いもあり、栗東・松田博厩舎から美浦・稲葉厩舎へ転厩となったドリームパスポート。今回は転厩初戦となり、微妙なさじ加減等、仕上げの面に多少の不安は残るが、馬自体は休み明けを二度使われ、本調子を取り戻している。美浦のポリトラックで行なわれた1週前追い切りでは仕掛けられるとグイっと重心が沈み込むように下がり、一気に加速。併せたマイネルアワグラスを2馬身ちぎり捨てている。
一昨年はGT皐月賞A着、GTダービーB着、GT菊花賞A着、そしてGTジャパンカップA着とGTはあと一歩届かずだったが、秋はライバル・メイショウサムソンに4戦すべてで先着。世代ナンバーワンとして臨んだ昨年だったが、初戦のGU阪神大賞典(阪神・芝3000b)A着後、右前第3中手骨を骨折。春を全休することになってしまった。11月のGTジャパンカップ(東京・芝2400b)で戦列に復帰したが、その間にメイショウサムソンは復活しGT天皇賞を春秋連覇。アドマイヤムーンもGT宝塚記念(阪神・芝2200b)を制し、すっかり勢力図は様変わりしてしまった。
復帰初戦のGTジャパンカップはさすがにM着に大敗したが、ひと叩きされた前走のGT有馬記念では、道悪で前残りの流れを後方からメンバー最速タイの上がり36秒3の差し脚を繰り出しE着。完全復活近しを印象付ける走りを見せている。今回はいかにもメンバーは楽。前走程度のパフォーマンスを見せることができれば、GU神戸新聞杯(中京・芝2000b)以来1年4カ月ぶりの重賞制覇の可能性は高い。春のGTシリーズを占う意味でも、ドリームパスポートの走りに注目したい。
エアシェイディは一昨年のA着馬で、非根幹距離重賞ではGU中山記念(中山・芝1800b)でもA着。重賞を獲れる力はあるが、ワンパンチが足りず、前走のGV中山金杯を含め重賞A着が6回。ここも頭に突き抜けるイメージはわかないが、連軸としての信頼度では転厩初戦のドリームパスポート以上といえる。
GV中山金杯C着のシルクネクサス。外回りの中山・芝2200bは昨年、GUオールカマーA着、当レースでもB着に好走しており、条件としてはベスト。中山・芝2200bの2戦はともに、今回と同じ芝2000bからの距離延長。好走条件はそろっている。
やや距離不足の感もするがトウカイトリックも無視できない1頭。芝3000b以上に実績のあるステイヤーで、距離は長ければ長い方がいいタイプだが、過去に芝2000bのGV福島記念(福島)でもA着。この距離でも対応できる素地はある。前走のOP万葉S(京都・芝3000b)でもトップハンデ58`を背負いきっちり勝っているように、調子についても申し分ない。
目下、1000万下・ゴールデンブーツT(阪神・芝2000b)酪OPオリオンS(阪神・芝2400b)を連勝中のダブルティンパニー。長期休養もあり出世は遅れたが、ここに来て完全本格化を迎えた印象。良績が根幹距離に偏っている点はマイナス材料だが、連勝中のサンデーサイレンス産駒は壁知らず。目下の勢いなら、いきなりのGUでもチャンスはありそうだ。 |
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