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■修斗のカンムりワシ マモル(シューティングジム横浜)
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かつて70年代後半から80年代初頭に掛けて、アフロヘアーのボクサーが奮闘する姿に日本中が熱狂した。時は流れ21世紀…修斗のリングでもアフロヘアーの男が活躍! その男の名はマモル。自身の格闘技人生、アフロの由来、間近に迫った正城ユウキ戦について語ってもらった。
◆具志堅用高がモデル とび職を辞め修斗の世界に
――前人未到の修斗2階級世界制覇のキャリアを持つマモル選手ですが、修斗を始めたきっかけは?
マモル まず格闘技との出会いは柔道でしたね。中高の6年間やってました。球技は得意じゃなかったし、体も鍛えられるから、柔道やろうかなと。そんなに強くなかったんですけど、高校でも柔道部に入部して。3年の夏に部活から身を引くちょっと前ぐらいにシューティング(※当時の修斗の名称)の存在は知ってたんですよ。「やってみたいな」とは思ってたんですけど、高校卒業後は1年間住み込みでとび職の仕事をやりまして(笑)。
――すぐに修斗を始めたわけではなかった?
マモル ええ。でも、同世代の仕事仲間と毎日働いたり、遊んだりしているうちに刺激がなくなっちゃったんですよ。そこで修斗のことをふと思い出して。もういてもたってもいられなくなって、ここ(シューティングジム横浜)に入りましたね。やるならプロのリングでやりたいというのがあったし、20歳寸前だったので、仕事も辞めて。ボクの実家は元住吉なんですけど、親に「やりたいことがあるから面倒みてください」と頭下げましたね(笑)。あの頃はジムで練習して、バイトして…っていう日々でした。
――当時の『修斗読本』には、普段はカラオケ屋で働いていると書かれてましたが
マモル よくご存じで(笑)。とび職でためたお金も半年で食い潰しちゃって、東横線沿線のカラオケ屋で働きました。実はそこの店長が格闘技大好きで。この店長とは今でもつながりがあって、自分の試合を見に来てくれたりします。
――競技者となれば、当然目標もできますよね
マモル 王者になりたいとかよりも、とにかくプロになりたかったんで、アマチュア時代は必死にやりましたね。当時、フェザー級は57〜58`だったので、選手が少なかったんですよ。修斗を始めた時に自分の中で「2年間はとにかくプロになることだけを考えてやろう! それでも先が見えないようだったら辞めよう」と決めてたんです。そしたら何とか2年以内にデビューできたので。
――プロデビュー後、マモル選手は無敗のまま迎えた00年12月、秋本じん選手に判定勝ちし、初代修斗世界フェザー級王者となります
マモル 柔道時代も一番なんて取ったことがなかったんで、素直にうれしかったですね! アマチュア時代に東日本選手権トーナメントで優勝しましたけど、その時はプロになることが目標だったんで、そんなによろこんではいられなかったですね。でも、プロデビューしてからは、アマ時代よりもむしろのびのびとできました。
――そして01年3月の王座防衛戦で大石真丈選手にベルトを奪われます
マモル ベルトを奪われたこともそうなんですけど、プロ初黒星という挫折感を味わいました。でも、まだ24歳ぐらいだったから辞めようとも思わなかったし。再起戦に勝った後(※02年4月、吉岡広明に判定勝ち)、階級もバンタムに転向するんですけど、02年9月のホビソン・モウラ戦で寝技地獄に遭いまして(笑)。15分中13分ぐらいボクが寝かされてたんじゃないですか。ずーっと横浜文化体育館の天井を見つめてました(笑)。今までやってきた寝技の技術がまったく通用しなかったんですよ! さすがにブラジルで6度柔術のタイトルを獲ってる男は違いましたね。
――この一戦がきっかけとなり、ファイトスタイルも変わりましたね
マモル まさにそうなんです。レスリングの動きを導入しましたね。相手がマウント取りに来た時にブリッジして逃げたりとか。そして、攻撃は打撃主体で。モウラとの二度目の対戦の時(※04年9月、テクニカルドロー)は、「こいつと寝技で勝負しても勝てるわけない!」というのがあったので、その作戦が何とか功を奏して。3回目やるって話もあったんですけど、向こうがケガしちゃって。もうモウラはいいです(笑)。
――そのモウラ戦の間に03年12月、漆谷康宏選手を破り、バンタム級世界王座も獲得。2階級制覇を達成しています
マモル これは誰もやったことがないし、「勝ったら人生変わるぞ!」と本気で思いましたね。まあ、たいして変わんなかったですけど(笑)。
――この一戦から髪型もアフロに変わりました。今でこそマモル=アフロですが、何がきっかけだったんですか?
マモル これはある関係者のアドバイスなんですよ。当時のボクは「結果さえ出せば、お客さんは分かってくれるだろう」という感じで、プロとして考えが甘かったんです。そこでボクの売り出し方というか、試行錯誤した上で、なぜか「アフロだろ!」ということになって(笑)。最初は嫌だったんですけど、具志堅用高(※元プロボクシングWBAライトフライ級王者/13度世界王座防衛の日本記録保持者)さんをモデルにして、ヒゲも生やして、トランクスも短いヤツにしたり。
――マイクも「ちょっちゅね〜」とか言ってますもんね(笑)
マモル おかげさまで「マモルがアフロじゃなきゃおかしいだろ!」という感じでファンにも認識されました。アフロのヤツがド派手なKOシーンを見せたら、スカッとするじゃないですか(笑)。ファンが「アフロのヤツが強いらしいぜ!」とか話してたらおもしろいし。BJに絞め落とされて(※06年10月、裸絞めで敗れ、三度目の防衛に失敗)、そろそろベルトが恋しくなってきたし。もう今は次の正城(ユウキ)戦のことしか頭にありません。
――では、最後に正城戦に向けて一言お願いします
マモル 阿部マサトシ選手から一本取ったり、ベテランの生駒(純司)選手に判定勝ちして、たしかに勢いに乗ってると思います。でも、ボクもそういうエネルギッシュな部分ではまだまだ若い者には負けませんよ! 老獪(ろうかい)なところも見せつつ、キッチリKOで勝ちたいと思います。“アフロがKOで勝つ”ところを見に、新宿まで足を運んでください!
◆大会要項
「SHOOTING DISCO 4〜ボーン・イン・ザ☆ファイティング〜」
■日時 2月23日(土) 開場17時 開始18時
■会場 新宿FACE
■対戦カード
バンタム級5分3ラウンド
正城ユウキ(クロスワンジム湘南/世界2位)VSマモル(シューティングジム横浜/世界3位)
ライトヘビー級5分2ラウンド
村山暁洋(GUTSMAN修斗道場/世界5位)VS洋樹(格闘サークルOZ/07年同級新人王)
バンタム級5分2ラウンド
神酒龍一(GUTSMAN修斗道場/世界10位)VS細谷健二(和術慧舟會東京本部/07年同級新人王)
その他7試合を予定
■問い合わせ
GUTSMAN修斗道場
рO3・3325・1500 |
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