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大みそかに開催される2大格闘技イベント「Dynamite!!」と「やれんのか!」への気運が高まる中、とんでもないハプニングが発生した。12月12日、後楽園ホールで行なわれた「DEEP 31 IMPACT」のメーンイベントに出場した入江秀忠は、桜木裕司と対戦し、ドロー。しかし、判定に納得できない入江がとった行動は…!?
◆ドローに入江秀忠号泣ダダッこ
12月12日、後楽園ホールで「DEEP 31 IMPACT」が開催された。メーンイベントはDEEP非公認ヘビー級タイトルマッチ、入江秀忠(キングダム・エルガイツ/王者)VS桜木裕司(掣圏会館/挑戦者)。試合は入江が桜木をタックルで倒し、上からコツコツ殴っていくという展開に。しかし、スタンド状態では桜木が打撃で活路を見いだす。2ラウンドで入江のバッティングにより、桜木の左ほおが腫れる場面も。最終3ラウンドもバックマウントを取り、上から殴り続けた入江だったが、レフェリーに立つように指示されてもなかなか起き上がらず、印象を悪くしてしまう。結果、判定は1―1のドロー裁定。
この結果に納得がいかない入江は、「おかしいだろ! 1ポイントも取られてねえはずだ。もう1回ジャッジしてくれよ!!」と叫び、ついには号泣。わずかな観客も「おかしいよ!」と呼応したが、その他大勢の観客は失笑、もしくはあきれた顔で帰路についた。会場スタッフも撤収作業に入ったが、依然として入江はリングに残り、叫び続ける。
「オレはこの試合に引退を懸けて臨んだんだ! 命懸けでやってんだよ!!」
この呼び掛けに、何かと入江と因縁があるDEEP代表・佐伯繁氏は「メーンなのにすみませんでした!」と観客にあやまり、「(会場の)延長料金が掛かるからリングから下りろ! あとはレフェリー、ジャッジも呼んで控室で話を聞くから」とひとまず入江をなだめる。
場所を控室に移し、野口大輔レフェリー以下、3名のジャッジに判定について見解を求める入江。
「たしかに試合は入江さんが上のポジションを取り、殴り続けたが、2ラウンドのバッティングおよび3ラウンドに故意に寝技に誘う行為を消極的とみなし、減点対象とした」という意見を受けた入江だったが、「ボクにはもう時間がないんです! こんなところで止まるわけにはいかない」と一歩も退かない。だが、野口レフェリーの「我々も選手の命を守るために真剣にやってるんです! それでも納得いかないようだったら、書面で抗議してください!」という言葉にようやく冷静さを取り戻し、ひとまず騒動は鎮静した。
試合後のインタビューで判定を不服とする発言をした格闘家は過去何人もいたが、これほどまでにあからさまな抗議は見たことがない。入江は相手の桜木に対しても「おかしいよね!?」と呼び掛けていた。ついさっきまで闘っていた相手にこのような行為は決して許されないはず。観客の目には入江が稚拙(ちせつ)に見えたことだろう。
また、同大会では“最弱プロレスラー”ストーカー市川(DRAGON GATE)と滑川康仁(TEAM MAD)の異色対決も実現。3分2ラウンド、1ラウンド中にダウンまたはエスケープが2回まで認められるという特別ルールで行なわれた。滑川の秒殺勝利を大方が予想していたが、意外にも市川が総合に適応した動きを見せ、観客を沸かせる。しかし、やはり実力差は否めない。市川は滑川の左フックを食らい、ダウンを喫する。意地を見せ起き上がったものの、フロントチョークで絞め上げられ、タップアウト。1ラウンド2分20秒、市川は力尽きた。だが、試合後は市川の健闘ぶりを滑川が「何もできないだろうと思ってたけど、できてた。バカにしてごめんなさい」とたたえる。2人はガッチリと握手を交わし、満足した表情でリングを去っていった。 |
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