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11月19日に行なわれる「K−1WORLD GP 2005 IN TOKYO 決勝戦」。ナイスポとしては、兄弟分であるルスラン・カラエフ(マルプロジム所属)の活躍を期待したいところ。そこで今回はカラエフのライバルとなるファイナリスト7人を、ナイスポ流に大いにそそくさとご紹介! カラエフも、これ読んで対策立ててほしいぞ!
■芸人指向だった 『武蔵』
2年連続準優勝の武蔵。デビュー当時は「ムサシ」と片仮名表記だったが、ついにその名にふさわしく、最強の座を手に入れられるのか? ちなみに最初予定されていたリングネームは、「ケンシロウ」であったが、ボツに。確かに、「お前はもう死んでいる」と言えるような決着は少なめなわけだが…。
そんな彼、何とご先祖は、アニメ「一休さん」に出てくる、振り回されている侍、「蜷川新右エ門(にながわしんえもん)」さん! 「日本人初のK―1世界王者」の座を魔裟斗に奪われたのも、テレビ番組で共演した華原朋美に「武蔵君大好きです!」と公の場で告白されながらも、「私、結婚します! でも子供つくってすぐに離婚します! だって、ずっと歌っていたいから…」(何これ?)と言われたのも、この血を継いでいれば納得?
とはいえ、彼自身、「元は芸人になりたかった」というから、OKなのかもしれない。
■国内無敗も空気盲 『シュルト』 いまだ国内K―1では無敗にもかかわらず、サップと決勝トーナメントで闘うことが決定すれば、直前でホーストに変更され(02年)、ボンヤスキーに判定勝利した03年には、ひとつ空いた枠があったのにトーナメントに出られず(ボンヤスキーはその年優勝)、揚げ句の果てに石井館長には、「ボクはシュルト嫌いなんですよ!」と惜しみなく言われる始末。
デカいけど精密で手堅い、ペルシャじゅうたんみたいなところがダメなのか?
テレビ番組における蹴りの威力測定で、三沢光晴の記録をピーター・アーツが抜いて喜んでいた直後に、その記録をあっさり抜いてしまった「空気盲」なところがダメなのか?
虐げられてきた怒りを決勝にぶつけろ! でなければ差別採用のドン・キホーテに!
■アリとキリギリス 『ボンヤスキー』
今年3連覇を狙う「フライング・ダッチ・マン(空飛ぶオランダ男)」レミー・ボンヤスキー。ちなみに奥さんは「オランダ嫁」ではなく、ロシア系の美女なので、勘違いなきよう念のため。
元銀行員という経歴ばかりが取り沙汰されているが、その本当のところは…。「実はそれはだいぶ前の話で…そこを辞めてからコンピュータ関係の会社に勤めたんだが、そこも2年で辞めて…」と、サザエさんを見ながら、「明日からまた、仕事かあ…」と思う方々の、さながら発展系!?
現在はファイトマネーをせっせと貯蓄に回す、アリさん的毎日な彼。人気者サップにトーナメント1回戦で勝利した際、「決勝でおもしろいカードを組めなくなる…。彼は悪徳銀行員ですよ!」と谷川貞治氏に言われた、そのキリギリス的発想とは、これまた真逆。昨年の韓国遠征試合で、なぜかパンツを前後逆に履いていたのは、ささやかな反抗だったのか…。んなわきゃない(タモリ風)。
■13年!?連続東京ドーム 『アーツ』
1993年から始まり、13年にわたるKー1の歴史上、ベスト8に残らなかったことがない強さで、今年も「13年連続東京ドーム行き!」とフジテレビのアナウンサーに言われているが、東京ドームを使い始めたのは97年からなので念のため。
そんなアーツに唯一のピンチが訪れたのが94年。当時のK―1は「決勝戦以外は5カウントでKO」というルールだったにもかかわらず、1回戦でアーツが5カウント以上ダウンした際は、なぜか10カウント数えられていたのだ。(アーツはその大会、優勝…)。
とはいえ、ホーストもセミリタイアな今、全盛期のローキックの強さを戻しつつある
「怪童」。当時についてはピアノマンになったつもりで見守りたい。それではみなさん、ご唱和ください! 「勝ちたい時にはエスカップ!」。
■息長い<番長> 『バンナ』
この人も、石井館長が解説でなぜか「レバンナはね〜」と続けて呼んでいたことが懐かしく感じられるほど、息の長い選手。「番長」と言われるだけあって、身内のK―1選手には愛情を注ぎ、例えば、「オレは凄く武蔵ファンなんだ」とか、「佐竹の脱退は残念だ。彼のパフォーマンスやテーマ曲は大好きだったのに」という、何か佐竹的な喜びは30%くらいオフな発言も。
ところがこの番長キャラ、実は通訳の日系フランス美女、ソフィー・ジレさんが「調子? バリバリだぜ」とか「キンタ○付いてんのか!」とか、余りにフリーダムに訳し続けたのが原因という説も。さながら「番長。をプロデュース」。「ニセ関西弁。を(自分で)プロデュース」な渡辺徹より、豪快で良い。
■ゴジラで焼死? 『セフォー』
決勝の常連で、モデルの経験もある伊達男、レイ・セフォーは、その経験を買われ、映画「ゴジラ Fainal Wars」にも出演! 元「PRIDEの番人」ゲーリー・グッドリッジとともに、アロハを着て陽気に南極観測員を演じる姿は、まさに「オフの日入ってる南海の黒豹」。
で、同映画で、ドン・フライは主役級の艦長を務め、ゴジラは怪獣相手にマウント・ポジションを取ってたけど、自分はオフさあいまって、ゴジラの火炎攻撃により秒殺で焼死していたけど、どうなのよ? そんなところでもノーガードな彼のファイト、本大会でも期待したい。
■うっすらタトゥー 『チェ・ホンマン』
ご存じ今年の台風の目である。彼がK―1開幕戦でサップを下した試合は母国・韓国でも中継されたのだが、その放送時間帯には、下水道の使用量が通常の3分の1に下がったという。皆テレビに釘づけの、国民的ヒーローなのだ。
そんな国民の期待に応えようと、曙との一戦前には左腕に「KOREA」という文字と韓国国旗を入れ墨しようとしたホンマンだが、「自分でやったら失敗した」と、うっすらと浮かんだタトゥーで試合を…。う〜ん、モリ・ハナエさんの孫にでも、スプレーで噴き付けてもらえば良かったのに……え? ダメなの?
いずれにせよ、そのタトゥー失敗のホンマンと対峙した、腕にしっかり「YOKO`ZUaNA」と入れ墨のある元横綱(よこ`づaな)、曙の方が、この場合大物だったと言えるかもしれない。
(文・瑞佐富郎) |
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