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| ■K-1 WORLD MAX 2005世界王者対抗戦 |
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| 2005.10.06 |
12日、代々木第一体育館で「K―1 WORLD MAX 2005〜世界王者対抗戦〜」が開催される。今年のMAX王者アンディ・サワーと「超合筋」武田幸三の一戦に元ボクシング日本王者、鈴木悟、大東旭のK―1デビュー戦と注目カードがズラリ揃った。
◆アンディー・サワー
優勝候補・魔裟斗の負傷リタイア、初代王者クラウスと第3代王者ブアカーオの潰し合い……波乱が相次いだ今年の世界大会を制し、第4代世界王者となったのはアンディ・サワーだった。
サワーは、打撃に投げと関節技を認めた”立ち技総合格闘技”シュートボクシング(SB)の代表選手。日本には02年7月にSBの祭典「S―cup」で初来日を果たし、強烈なコンビネーションと破壊力に富むボディフックで大会を制し、一躍脚光を集めた。
「S―cup」はMAXと同じ8人で行なわれるワンデートーナメント。サワーは04年の「S―cup」も優勝し連覇を達成している。MAX史上最も過酷な今年のトーナメントを制した陰には、厳しい闘いを勝ち抜いてきた裏付けがあったのだ。
だが、準決勝で対戦するはずだった魔裟斗が負傷棄権したため「命拾いした」という見方もあり、世界王者となり初めて迎える今大会で真価を問われることとなる。
◆武田幸三
その厳しい査定の対戦相手として選ばれたのが”超合筋”武田幸三である。
一撃必殺のパンチとローキックを武器に本場タイのムエタイ王者となった武田は、03年3月からMAXに参戦を開始。日本トーナメントで魔裟斗と激闘を展開し、あと一歩のところまで迫ったが、その後はMAXで結果を残せず苦しい戦いが続いている。
MAXでの実績には開きがあり異例とも言えるマッチメークだが、魔裟斗が負傷で長期欠場、小比類巻貴之も世界大会でサワーに敗れた直後、という事情を受け、日本人強豪選手の武田に迎撃が託された形となる。だが、武田に”いい試合”で終わらせる気はさらさらない。
「本当に勝ちに飢えている。いい試合をするだけで格闘技人生を終えたくない」と、会見でのコメントにも覚悟が感じられる。
大みそかに復帰を予定する魔裟斗との”最強決定戦”を目指すサワーだが、もし武田に敗れるようなら計画は白紙撤回を余儀なくされる。
両者にとって今後の在り方が大きく左右される大一番。拳と拳、運命と運命がリングで激しい激突を起こす。
◆鈴木悟
”人類最激戦区の戦い”をうたうMAXに、ボクシングから新たな刺客が来襲する。
まずひとり目は、元日本ミドル級チャンピオンとして活躍した鈴木悟(すずき・さとる)だ。97年にプロデビューを果たした鈴木は、翌98年に全日本新人王を獲得。13戦目で日本チャンピオンに輝くと、九度の防衛に成功している。同タイトルは一度手放したものの、今年2月に再戴冠。6月の初防衛に失敗し王座を失ってしまったが、これを機にK―1挑戦を決意。8月に引退届を提出した。ボクシング時代の戦績は29戦23勝6敗15KO。6月まで日本チャンプを張っていた現役バリバリの実力者が、MAXに殴り込みをかける。
◆マイク・ザンビディス
そんな鈴木のK―1デビューの相手となるのが”ギリシャの豪腕”マイク・ザンビディス。KIDを沈め、魔裟斗を追い詰めたザンビディスはあまりにも危険な相手だが、打ち合いなら鈴木も望むところ。「最後は自分が立っていたい。このチャンスをものにして大暴れしたいです」と早くも闘志を燃やしている。
167cmのザンビディスに対し、鈴木は長身の183cm。ザンビディスがK―1の闘いを忘れて打ち合いを挑めば、リーチに勝る鈴木が得意の右ストレートを炸裂させる可能性もある。「スター性を持った選手」と谷川プロデューサーの期待も大きい鈴木。ニューヒーロー誕生なるか、注目してデビュー戦を見守りたい。
◆大東旭
「実にK―1向きのファイター」と谷川プロデューサーが高く評価するのが、鈴木とともに10・12MAXに参戦する大東旭(おおひがし・あきら)だ。
HERO,Sで活躍する秋山成勲に打撃を指導したことから、現在チーム・クラウドに所属する大東は87年、高校在学中にプロデビュー。96年に5回目の挑戦で日本スーパーウエルター級王座を獲得した。初防衛に失敗するも同年内に王座を奪回し、その後、十度の連続防衛。4年にわたり王座を守り続けた。
日本タイトルは世界王座挑戦を目指して99年に返上。01年には当時のWBC王者ハビエル・カスティジェホに挑戦が決定したが、王者側がオスカー・デラホーヤとの試合を優先したため挑戦の機会が流れてしまった。世界への夢をあきらめなかった大東は、引き分けを挟んで22連勝をマーク。しかし、03年9月の敗戦で引退を決意し、同年12月に引退試合を行なった。
通算戦績は50戦39勝8敗3分26KO。最高ランクはWBC世界5位、WBA世界8位となっている。
強烈な左フックを武器にボクシング人生を駆け抜けた大東は、MAX初代王者のアルバート・クラウスを相手にK―1デビュー戦を迎える。
「ボクシングでやり残した思いをK―1で爆発させたい」。世界挑戦の位置まで上り詰めながら、その機会なくリングを去った悲運のボクサー大東。果たせなかった思いと闘いに懸ける情熱がMAXのリングでスパークする。
◆HAYATO
鈴木、大東のボクシング勢参戦により、ますます混迷を極めるMAX日本人戦線。そんな中、岐路ともいえる闘いを迎えるのがHAYATOである。
昨年は小比類巻貴之を、今年は村浜武洋をあと一歩のところまで追い詰めながら、いまだMAXでは勝ち星がない。
「有望な日本人選手が多すぎて、来年の日本トーナメントの選考が大変。できれば他の団体の方々にご協力いただいて、出場決定戦をやりたいくらい」と谷川プロデューサーも発言していることから、今回の試合で先んじて自らの存在をアピールしたいところだ。
気になる対戦相手はカナダ在住・謎のインド人、ブラックマンバに決定した。183aの長身、あとは戦績ぐらいしかデータのない不気味な相手だが、誰であっても今のHAYATOに取りこぼしは許されない。土壇場のベビーフェイスが未知の強豪に牙をむく。
◆レミギウス・モリカビュチス
瞬き厳禁、試合時間すべてがKOチャンス。レミギウス・モリカビュチスの試合は一瞬の気の緩みも許されない。
総合格闘技団体ZSTで外国人エースとして活躍するレミギウスは、すべての勝利をノックアウトで挙げてきた驚異のKOマシーンである。
その甘いマスクにだまされてはならない。試合が始まるやどう猛に対戦相手へ襲い掛かり、嵐のような打撃で瞬く間に打ちのめす。ZSTではわずか5秒ノックアウトの記録を打ち立て、7月のHERO,Sでは村浜武洋を一撃で粉砕。恐るべき破壊力を見せつけた。
◆安廣一哉
初参戦のMAXで打撃ルールでの力量が問われることとなるが、対するは正道会館が誇る天才・安廣一哉。規格外の威力を見せるレミギウスの打撃は、MAXにおいても通用するものなのか? 短期決戦ならレミギウス、長期に及べば安廣が有利となるだろう。 |
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