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| 2005.08.25 |
やった! 弊社グループ・マルプロジム所属のルスラン・カラエフ(22)が、13日(現地時間)に行なわれた「K−1 WORLD GP2005 in LAS VEGASU」で優勝。そのアグレッシブなファイトで、視聴者、そして目の肥えたベガスの観客をも魅了し、一躍、その顔と名前を全国にとどろかせた。同時に9・23大阪ドームで行なわれる「K−1 WORLD GP2005開幕戦」の出場権を獲得。K−1界制覇を狙う新たな刺客ルスランの生の声を交え激闘を振り返る。
ボクシング世界大会優勝。輝かしい実績を持ち、母国・ロシア連邦北オセチア共和国では若き英雄としてリスペクトされているというルスラン。振り返れば、昨年の来日以来、ことあるごとに「オレはK─1チャンピオンになるために日本に来た」と言い続けてきたものだ。
しかし、である。アマチュア・キックボクシング世界王者をしても、K─1のリング、プロのリングは甘くなかった。
6月に行なわれたデビュー戦では、南海の黒豹レイ・セフォーの前に、苦い敗戦。しかも、人生初となるTKO負けで、プロの洗礼を受けた。
しかしながら、谷川プロデューサーをはじめ、K―1サイドは、ルスランの将来性を評価。ラスベガス大会出場が決まった。
屈辱を晴らすべく、練習に明け暮れたルスラン。1日たりとも欠かすことなく12時間を黙々と練習にのみ打ち込んでいる姿は、試合までに、自分自身を潰しかねないのでは、と思わせるほどであった。が、それだけルスランにとって、このラスベガス大会へ挑むことの重みが練習量に反映されていたこともまた事実であった。
そしてラスベガス大会。前評判では優勝までは厳しいと騒がれる中、ルスランは見事に結果を出し、トーナメント出場の切符を勝ち取った。現時点で、大阪でのK─1GP開幕戦の対戦カードは決定していないが、どの選手と闘っても負けない、と自信を深めており、大阪の地でもサプライズを起こすことは間違いない。
◆激闘をプレーバック
世界最終予選トーナメント1回戦の相手は、今年のパリ大会でノブ・ハヤシを倒した難敵フレディ・ケマイヨ。試合開始と同時に、鋭いパンチに加え、ミドルキック、ヒザ蹴りと猛然とラッシュを仕掛けケマヨを圧倒。最後は、左のバックスピンキックでケマヨのレバーを破壊。衝撃的なKO勝ちを収め、一躍ベガスの観客を魅了した。
準決勝は、故アンディ・フグの魂を受け継ぐ、スイスのアゼム・マクスタイと対戦。1回戦と同様、フック、バックブロー、ヒザ蹴りと多彩な技で猛ラッシュするルスラン。バックキック、ヒザ蹴りで二度のダウンを奪うも、マクスタイは不屈の精神力で立ち上がる。K─1史上屈指の名勝負となった一戦は、ルスランが判定でマクスタイを下した。
決勝戦の相手はスコット・ライティ。準決勝の疲れが見えるルスランだが、それでも、終始優勢に攻め続け、トーナメントを制した。
◆ルスランコメント
──全試合を振り返ってください。
ルスラン 1戦目は、相手が経験のある選手だったので、早く終わらせることを考えた。2試合目は最も闘いにくくて、1戦目より難しかった。相手の動きも速かった。決勝は、ガムシャラに殴り合った感じだね。
──どの試合が一番きつかったですか。
ルスラン アゼム戦が一番きつかった。
──大会の中で、バックスピンキックを多用していましたが、一撃KOを狙ったものだったのでしょうか。
ルスラン 狙った蹴りではあったけど、当たらなかった時もあった。後半戦は、疲れていてスタミナがなくなってしまい、スピードが足りなかったので、すべて避けられてしまっていたね。
──決勝戦を具体的に振り返ると、自分なりには満足している。
ルスラン 最後の決勝戦はKOで勝って決着をつけようと思っていた。落ち着いてカウンターを狙ったら必ず勝てるとシミュレーションを立てていたんだけど、思うように体が動かなくてさ。優勝できたのはうれしいけど、これはあくまで通過点。まだまだ満足できない。
◆レミー選手を倒したい
――大阪での開幕戦に向けての意気込みを聞かせてください。
ルスラン ファンを喜ばせる試合がしたいね。ラスベガス大会の自分は最高の自分じゃない。本調子ではなかったから。本当はもっと速くできるし、もっと良いところをたくさん見せられる。開幕戦は、完璧な状態にしていきたい。ファンを喜ばせる試合がしたいね。
――一番自信のある技は。
ルスラン やっぱりパンチ。コンビネーションもよくできると思う。それから、次は蹴りをもっと見せたいと思っているよ。
――今後の目標は。
ルスラン 大阪での開幕戦に勝ち、決勝トーナメントの東京ドーム(11月19日)に出て優勝したいと思う。
――優勝の自信はかなりあるということですか。
ルスラン そう思わなければ、K─1のリングに上がらない。優勝したいと思わなければやらない。今回の大会で、自分のパンチ、キックは十分通用する実感と自信が持てた。この経験は大きい。
――闘いたい選手は?
ルスラン 一番強い選手。
――前回大会覇者のレミー・ボンヤスキー選手との対戦はどうでしょうか。
ルスラン いいね。K─1選手の中でレミー選手のことは一番よく知っている。キックボクシングのやり方が自分に近い気がするので、闘えば、マッチアップするし、やってみたい。勝てば、嫌でも注目されるだろうし、他の選手も、オレに対して警戒心を強くするだろう。そういった見えない部分で威圧していくためにも、レミー選手のような実績のある選手と闘い、勝って自分の力を見せつけていたいと思う。
――レミー選手にも勝つ自
信があるということですね。
ルスラン オレの試合を観たら、分かるだろう! オレは、レミー選手だろうが、ホースト選手だろうが、どの選手であっても負けない。K─1のリングで、必ず結果を残してみせる。
出身地:ロシア連邦・北オセチア共和国
生年月日:1983年5月19日
身長:188cm 体重:95kg
バックボーン:キックボクシング
主なタイトル:
2002年アマチュアキックボクシング ヨーロッパ大会準優勝
2003年アマチュアキックボクシング ヨーロッパ大会優勝
2003年アマチュアキックボクシング 世界大会優勝
2000年〜2003年まで4年連続でロシア・キックボクシング大会優勝
K―1戦績 4戦3勝1敗
過去3試合での結果
〇 スコット・ライティ
○ アダム・マクスタイン
○ フレディ・ケマイヨ
◇ ◇ ◇
破壊力抜群の左フックを武器に、アマチュアキックボクシングでは167戦159勝(125KO)。03年には欧州大会で優勝し、世界大会も制した。ロシア連邦北オセチア共和国では若き英雄としてリスペクトされているという。現在は、マルプロジムのみならず、正道会館で、その実力を磨いている。 |
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